グラフィックデザイン科(グラフィックデザイン 専門学校)

デザインで未来を創る。



蒲田 八王子 3年制 グラフィックデザイナー・イラストレーターをめざす人の情報ブログ グラフィックデザイン科ブログ

グラフィックデザイン科blog

2012年01月20日 【YTのススメ】姜英淑《リナ》

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韓国の女性作家・姜英(カンヨンスク)の小説作品《リナ》(吉川凪訳・現代企画室刊)を紹介する。物語は主人公リナとその家族を含む合計22名が「数年前の深刻な飢饉で餓死」者も出した国を脱出するところからはじまる。空腹に耐え、弱みにつけこんで金をせびる役人の姿を目の当たりにし、家族を捨て、自身の性を鬻(ひさ)ぎ、どうにもならない理不尽ゆえに人を殺め、一箇所に落ち着こうとすると必ずや逃走を強いられ、泥だらけ、埃だらけになりながら、血縁でもない老婆や少年の面倒をみながら生きるリナの人生は果てしなく続く絶望そのものだ。この小説は昔のことではなく、世界のどこかで実際に行われている「今」を描いている。辛い状況をなるべく見ないようにして生きてきた人間にとって《リナ》は読むことそれ自体が過酷な体験である。しかし「今」こそ読まれるべきであると考える。私たちは昨年「あの日」に遭遇してしまったのだから。(八王子校・山口)


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2012年01月16日 【八王子校】サトウヒサオさん講演会

本日、サトウヒサオさんを招いて講演会が行われました。

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サトウヒサオさんは、イギリスでフリーランスで活動しているデザイナーで主に玩具を中心に製作しています。

今回の講演ではデザイナーとしての考え方や、デザイナーとして大事なものを中心にヒサオさん自身が経験してきたことを踏まえて話してくれました。

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同じデザインとしてグラフィックデザインにも共通する考え方などがあり大変勉強になりました。
玩具とグラフィックでも、デザインという点では同じだと、大切な物の本質を独自の考えで教えてくれました。


実際にその玩具も持ってきてくれました。

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どれもおもしろく、よく作られていて驚きました。
試行錯誤の連続から生まれた作品達だと改めて思いました。

学生達もこれから作品を作っていくにあたって、何か刺激になったのではないでしょうか。
今の気持ちを忘れず作品に打ち込んでいけたらいいなと思います。

(八王子校/KZY)

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2012年01月12日 【YTのススメ】黒田征太郎特別個展

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本校グラフィックデザイン科の顧問でイラストレーター・黒田征太郎先生の展覧会が勝どきのギャラリー《@btf》で開催中だ。

会場には、純粋な衝動から気ままに描いた『キママ/え』と、私たちの便利な生活の背後にある危険を描いた『原子力/え』が並ぶ。このふたつのテーマは矛盾しているようにも思うが、しかしこれは人間に対する「怒り」と「優しさ」が表裏となった黒田先生にしかできない表現だ。こうした作品が3,000点超、会場壁面から溢れるように展示してある。圧巻である。

黒田先生がこれまでに描いてきた作品の数は計り知れない。もしかすると日本の人口くらいの枚数の紙に絵を描いてきたかもしれないし、それを遥かに超えるのかもしれない。そう考えると3,000点という作品は少なすぎる気もするが、会場に足を踏み入れれば、何もかもを吸収し、あらゆるモノを生み出す黒田征太郎という名の「エネルギー」を体中で感じるとれるはずだ。

自身の気持ちを新たにする新年に体験するのに相応しい展覧会は129()まで。必見である(八王子校・山口)

 

■黒田征太郎特別個展
http://www.shopbtf.com/


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2011年12月22日 【YTのススメ】LOU REED & METALLICA『LULU』

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コラボレーションとはそもそも音楽から広まりはじめた言葉のような気がする。当の音楽業界でもそろそろコラボのネタが尽きた感じがしていたが、驚愕のコラボ・アルバムが出現した。ルー・リードとメタリカが一体となったのである。ジャンルとしてのヘヴィ・メタルのアルバムを購入したことはなかったが、このアルバムをレコード屋で発見したときには迷わず手に取った。すぐさま聴いた。買って良かった。心底そう思った。ヴェルベット・アンダーグランウンドのフロントマンとしてキャリアをスタートさせ音楽シーンのアウトサイドを歩き続けたルー・リードと、スラッシュ・メタルというジャンルを確立しヘヴィ・ロックの代名詞ともなった両者のコラボは男による男だけのロックである。邦盤の伊藤政則氏による解説を読みながら、このCDを聴いて年を越せば力が沸くこと間違いなし。理屈ぬきで2011年最後の大推薦!(八王子校・山口)

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ジャケット表(とても2011年作とは思えない!)


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ジャケット裏(異端の大人が醸す雰囲気!)

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2011年12月16日 【YTのススメ】ぬぐ絵画

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東京国立近代美術館で『ぬぐ絵画 日本の絵画1880-1945』と題したヌード絵画をテーマにした展覧会が行われている。展示は「はだかを作る」、「はだかを壊す」、「もう一度、はだかを作る」という3つの構成に分かれていて、これにより日本のヌード絵画の変遷をたどることができる。この変遷とは、戦前の日本社会の倫理観に触れることでもあり、現在の価値と比べると興味深い。しかし何より裸の人間を目の前にした画家たちの絵画に対する欲望が鮮明に感じ取れたことが良かった。良かったといえば、この展覧会のフライヤー、図録も出色の出来だと思う。図録の装丁は人間の肌の色を表現したかのようなオレンジ色なのだが、これがまた良い。年明けの115日まで開催中。推奨。(八王子校・山口)


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2011年12月14日 【八王子校】クリスマスデコレーション

学生達が準備をしていた、みなみ野冬のイルミネーションと、スノースプレーを使ったデコレーションが無事に出来上がりました。駅周辺が華やかになり、すごく綺麗です!! イルミネーションは12月24日まで点灯されます。

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学内で行ったスノースプレーのデコレーションもとても綺麗に仕上がりました! 学生の皆さん本当にお疲れさまでした!! 

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(八王子校・トグチ) 

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2011年12月08日 【YTのススメ】上映会『DREAMS〜追悼 相原信洋〜』

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今年5月にお亡くなりになった個人アニメーションのパイオニア・相原信洋先生のことは以前本欄で紹介したが、その相原先生の作品を観る機会が設けられた。1210()15()にかけて、シアター・イメージフォーラム(東京・渋谷)で行われる『DREAMS〜追悼相原信洋〜』では、相原先生が創造した1970年代から2011年までの作品を観ることができる。たったひとりで数百〜数千枚の絵を動画用紙に描き、その11枚をカメラで撮影し、動かない絵に動きをつけ、時間をかけて10分に満たない短い50を超える作品のすべてに魂を吹き込み、どうにも言葉にできない世界をヴィジュアルに表現し続けた奇蹟の世界を多くの人に体験してもらいたい。

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先週は大里俊晴先生、今週相原信洋先生と、前に日本工学院の非常勤講師を勤めていた方で、近年にお亡くなりになった先生を続けてご紹介した。とても悲しいことだが、その作品世界を触れると悲しみ以上に喜びが沸き上がってくる。あらためて偉大な表現者であったおふたりのご冥福をお祈りしたい。(八王子校・山口)

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2011年12月01日 【YTのススメ】大里俊晴『タカラネタンチョットタカイネ』

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1970年代後半から「ガセネタ」のベーシストとして、80年代は「TACO」のギタリストとして日本のマイナー音楽シーンでもっとも無秩序で過激なパフォーマンスを繰りひろげ、その後フランスで音楽美学を学び、90年代に帰国してからは幅広いジャンルの音楽批評でマイナー・ミュージックを支え続け、2009年に亡くなった大里俊晴さんのCDDVDボックス『タカラネタンチョットタカイネ』が発売された。大里さん亡き後、様々な方が大里さんのプロフィールを紹介しているが、そこから洩れていることがある。蒲田校グラフィックデザイン科が、かつてマルチメディアアート科という学科名を名乗っていた頃、数多くいた非常勤講師の中に大里俊晴さんがいた。本校で大里さんが音楽美学を教えていたことはあまり知られていない。当時筆者はまだ学校教員ではなかったために、学校内でお会いしたことはなかった。しかし、大里さんを知る教員は「実に変わっていた」とか「抜群に愉快な人だった」と振り返る。実際筆者も18年程前にお会いして何度か話したことがある。目の前で伝説のガセネタのベーシストがコロッケ弁当に大量のソースをかけて口の中に放り込みながら、様々な音楽の話をしてくださった姿は今でも脳裏に焼きついている。とてもシャイな性格なために外出時にはサングラスは欠かさず、人前で肌をさらすなど到底できなかったので医者にも行かず、甘いものと野菜のみを摂取する偏食を徹底し、ひたすら至高の表現を目指した大里俊晴さんの世界は、軽はずみに触れると火傷してしまうかもしれないけれど、筆者の文章で興味を持った方にはぜひ体験してもらいたい。今では「ガセネタ」も「TACO」も、著作集『マイナー音楽のために』も買うことができる。「推奨」と書きたいが、「注意」としておこうかな。(八王子校・山口)

 

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2011年11月29日 【八王子校】クリスマスイベントに向けて


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八王子みなみ野冬のイルミネーションのポスターとフライヤーを、今年も八王子校グラフィックデザイン科の学生が作らせていただきました。グラフィックデザインコースの野口 莉沙さんの作ったポスター がみごと採用されました。おめでとうございます!

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また今週末には、八王子みなみ野駅周辺でクリスマスツリーの飾付け、それとは別にイラストコースの学生中心に、学校内にある施設の窓をスノースプレーでデコレーションするといった、クリスマスに向けてのイベントが待っています。 放課後に残ってライトの点灯チェックや、スノースプレー用に描いたイラストの型抜きなど、「忙しいよー!」とヒーヒー言いながら学生達も一生懸命準備に励んでいます。完成が楽しみです!
(八王子校・トグチ)


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2011年11月24日 【YTのススメ】CHARLES HAYWARD『ONE BIG ATOM』

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先週、ロッカーへの夢を挫かれたキング・クリムゾンについて書いた。今週は、挫かれた夢を更にダメ押すことになったバンド・THIS HEATのドラマー、チャールズ・ヘイワードの新作ソロアルバムを紹介したい。ディス・ヒートは1978年『THIS HEAT』でレコードデビュー、主にイギリスで活動した。ロンドンではパンク・ロックがブームとなっていた頃だが、ディス・ヒートの音楽はパンク・ロックより前衛的かつ進歩的だった。歪んだ音響、反復するリズム、ずれるメロディー、しかしなぜか懐かしく美しい旋律に感動した。このディス・ヒートの中心人物だったドラマー、チャールズ・ヘイワードのソロアルバムが近頃発売された。作詞・作曲・演奏をすべてひとりで行ったアルバム『ONE BIG ATOM』は、齢60を迎えようとしているベテランが、ディス・ヒートの頃の若き時代に回帰したようなアルバムだ。その特徴的なドラミングと背後に広がるドローンサウンドにかぶさる低音から高音まで伸びる声はまさしくロックなのだが、似ているロックはこの世にない。この世の何に似ているかと言えば読経だ。この『ONE BIG ATOM』はチャールズ・ヘイワードが2011年の世界に向けた「祈り」なのかもしれない。(八王子校・山口)

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補記

チャールズ・ヘイワードがディス・ヒート結成前、ロキシー・ミュージックのフィル・マンザネラと組んでいたバンド、クワイエット・サンの『MAIN STREAM』が近頃ボーナストラック・豪華ライナーノート付で発売されたようだ。このアルバムも10代後半に貪り聴いた。歴史的名盤だと思う。


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